大学院に進学することにした

今年の4月から明治大学大学院先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻の博士前期課程に進学します。

この記事は私の近況報告的な意味だけでなく、大学院に進学するか迷ってる人が進路を考えるための材料にもなればいいと思っています。

学部生時代の私

自己紹介がてらちょっとだけ学部時代(まだ学部生だけどね)の私について書きます。

私は典型的な、インターンのしすぎで学問が疎かになる学生で、 好きなように好きなコードを書いてきました。

といっても大してすごいことを成し遂げているわけではなく、今就職してチームにぶち込まれてもまあ足手まといにならないくらいにはコード書けるかなあってくらいのレベル感です。分からないところが分かる、って感じ。

周りの反応

大学4年生になって「進路どうするの?」と尋ねられた時に「大学院へ行きたい」と言うと少なくない数の人に止められました。

一番多かった意見が「君は研究より実務のほうが向いていると思うから早く社会経験を積め」というものでした。

この意見に関しては私としても真っ向から否定する気はなくて、確かに私は過去の活動から実務のほうが得意だと思っています。

この、私の適正(?)に関しては院試の面接でも突っ込まれたり、10年近い付き合いになる政治学科の後輩くんも「僕先輩が院行くと思ってなかったんですよね、なんか企業の技術職としてヌルっと良いとこ就職しそうなイメージ」(原文ママ)と言ってたりと、ずっと私に付きまとっています。

なぜ大学院に行こうと思ったのか

こんな、実務の方が向いてそうな私が大学院に行こうと思ったのにはいくつか理由があります。

  • (1)結局実務のためには学位が必要らしいことをアメリカで就職活動をしている中で感じた
  • (2)理系なのに学会発表なく卒業してしまうのは嫌だった
  • (3)今のうちに研究もやっておきたかった
  • (4)専門性を高めたい
  • (5)より少ないパイに身を置きたかった

(1)実務のためには学位が必要

少し前の記事に書きましたが、日本国外(特にUS)で開発者としての職を得ようと思ったら学位はあったほうがいいみたいですね。実際私も大学院を意識しだしたのはUS滞在中だったように記憶しています。

asmsuechan.hatenablog.com

Twitterで「学位」とかで調べると結構面白いツイートがヒットします。

実際、必要とされるのは学位だけではなく学位の先にある実務の経験だとは思いますが、雇用に関しては国や地域で事情が違うので下手に一般化出来る問題でもないですね。

(2)理系なのに学会発表なく卒業してしまうのは嫌だった

理系学生なのにまだ学会発表を1度もしたことがないというのは小さなコンプレックスだったりします。ですのでこのまま経験0の状態で卒業するのは嫌でした。

ちなみに学部生だからといって学会発表できないわけではなく、うちの研究室も1学年1-2人学会発表に行く人はいます。

(3)今のうちに研究もやっておきたかった

いろんな人に言われるように研究ではなく実務が得意な方の人なので、今のうちに研究もやっておきたかったです。

(4)専門性を高めたい

休学中の2017年秋頃のある日「俺が今書いているコード、誰でも書けるよなあ」ということに気づきました。どうせなら誰でもはできない事がしたくて、専門性を高めるために大学院を志望しました。

しかし開発者(志望)である以上は他の人が読んで分かるコードを書く必要があるので、この「誰でもはできないこと」をしたいという意見には自分事ながら少し考えさせられるものがありますね。

(5)より少ないパイに身を置きたかった

学部卒より修士卒の方が少ないのは明らかです。より少ないパイに身を置いて自分の希少性(?)を高めれば後々いいことが起こるかもしれないというぼんやりした期待があります。もっと数が少ないであろう博士は・・・ごめんなさい

将来のことはあまり深く考えないのですが、tagomorisさんのこちらのツイートがとても強く印象に残っています。自由に生きていきたいですよね。

大学院選び

大学院選びというよりは研究室選びなんですけどね。

修士へ進学しようと思ったときまずやったのが研究室選びです。この研究室選びに、私は2つの要素を条件にしました。

まず1つがコンピューターサイエンス(以下CS)絡みの問題が試験に出ること。これは私がCSの基礎を身につけたかったためです。

次に、今の指導教員と同等もしくはより多くのものを自分が吸収できそうな研究室であること。これはどうせ外に出るのならば少なくとも現在の環境よりはいい場所に行きたかったためです。

この2つの条件から最終的に1つ研究室を見つけたので、ここに入るための勉強をはじめました。このとき2017年11月。試験の10ヶ月くらい前。結構勉強したつもりです。

ちなみに海外大学院も考えたのですがGPAが低すぎてかなり厳しそうだったので断念しました。

院試の話

夏に外部の大学院、冬に内部の大学院を受けました。夏は結局落ちましたが筆記試験は受かってたのでCSの基礎は身についたのかなと思います。結果は出なかったけど残るものはあったという感覚です。それでも、落ちた原因を内省するのならばそれは自分の勉強不足以外の何物でも無いと思っています。

大学院でやること

研究内容に関してはフラフラと迷走しましたが自立移動ロボット周りの研究を行うことにしました。

ロボット技術はこれから役に立ちそうな予感がしていますし、Web開発の経験があってロボットの研究をしている人は少ないみたいなので是非とも修士の2年間でロボット関連技術を身につけたいと思っています。

しかし所詮私大の修士であるので自分の行う研究の結果に関しては特に期待していません。研究に対して世のため人のためとかいう大義名分はなく言うなれば金と時間のかかる自己啓発といった気持ちです。要するに意義などはあまり深く考えず楽しくやれることをやっていくぞって事です。(もちろん必要な場面で求められる大義名分は引き出しますが)

そして大学院では国内外で学会発表できる事を期待します。これは自分の努力の次第に依るところが大きいかとは思いますが機会を逃さず発表経験を積んでいこうかと思っています。

将来の話

上で将来のことはあまり深く考えないと書いたのですが、浅くなら考えています。たぶん私は修士を卒業してからは世界のどこかで日本語だけじゃなく英語や中国語を話しながら開発者として活動すると思います。

私は先のことを早くから決断してしまうと視野狭窄になってダメになるタイプなのでこれくらいの塩梅がちょうどいいみたいです。とかいいつつ全然違うことやってたらそれはそれで面白いですよね。

2年間、時間とお金はかかりますがまあ私ならこの2年頑張れば15年後だかに元は取れるだろうな、という気持ちになったので最終的に自分へゴーサインを出しました。

終わりに

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本人の前では言いませんが、先日面談中に「うちの研究室でもoo大学(夏受けた大学院)に負けないくらいのいろんな機会を用意します」と言ってくださった指導教員の先生にはとても感謝しています。(ちなみに指導教員は夏受けた大学の卒業生)

これまで仲良くしてくださった方々、まだしばらく学生ですがこれからもよろしくおねがいします。