いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版

f:id:asmsuechan:20210109193048p:plain

今まで開発者として自分が作ったサイトのSEO対策をしてきてある程度の実績もあるのでここで新しくマーケティングやプロモーションのプロの考えも知ってみたくて読んだ。あとKindle Unlimitedで配ってたから。

ちなみに自分が意識してるのは、

1. lighthouseは90点以上 2. モバイル優先 3. できるならAMP対応する 4. 最低半年かかると思って継続的に取り組む 5. Search Consoleセットしてエラー全部直す 6. OG設定する

の6点。やたら多いけどSEO対策必要なときは基本的にこれ全部意識してる。

読みながら書いた感想等の放流。そこそこ詳しい分野だったのでちょっと斜め読みしがちだった。

感想

冒頭10ページくらいですべての結論が出ている気がする。「便利な検索エンジンハックなんてねえからコンテンツを磨け」以上。

「「順位を上げること」を目的とするのは困難です。結局SEOにとって大切なのは「訪問者のニーズ」を知っていいサイトを長く続けることになるのです。」

ページ訪問者の目的を考え、その目的に沿うキーワードを意識する。

「自然検索結果で1位に表示された場合、平均のCTRは21%、10位の場合は1%台と言われています。」へー!知らなかった!でも言われてみれば確かにそうかも。

リッチリザルトとローカルパック、実装したことがない。

基本的には検索順位上げたいキーワードでググって上の方に出てきたサイトの構造パクればOKな気がする。

キーワードプランナー、知らなかった。少額の広告でもいいから出せば詳細な数字が見られるらしい。

「想像でキーワードを選んではいけません。必ずキーワードツールで検索ボリューム=人気度を調べましょう。」はい。

SEO対策、Webサービス作る時のペルソナ設定と共通した部分を感じる。

今の20代以下の世代はこの本で言われていることは感覚的にある程度分かっていることが多そう。検索慣れしている人間が多いはず。

キーワードプランナーを使ってより人気度の高いキーワードに言い換える。例えばヘアサロン->美容室、みたいに。

クソコンテンツのサイトの検索順位上げなきゃいけない仕事、つらそう。

被リンクは基本的に自分でコントロールできないからあんまり意識してもなあ。

SNSと検索ではページタイトル変えたほうがいいんか。意識したことなかった。途中から追加実装するのはめんどくさそうだけど。

開発できる人間に向けての本ではなさそうなのに細かい技術的な話(301リダイレクトとか)書いているのは微妙。開発できる人間はこの辺自然に分かっている場合が多いし、分からない人間はまだSEOとか考える以前の問題。

「完全に効果が出るまで1年は見ておくといいでしょう。」って書いてある。これは自分の間隔とも一致している。

やっぱ重要なのはGAを使いこなせることっぽい。

まとめ

この本に書かれていることの大半はまともに自分の頭を使ってHPを開発したことがある人間ならほとんど感覚的に理解しているはず。WebサービスSEOというよりはまとめサイトとかアフィサイト用のSEO対策を対象としている本という印象。

開発のSEO対策とコンテンツのSEO対策の両面からやっていければ価値の高いサイトになるはず。

  • コンテンツのSEO対策で大事なのは ページ構造とキーワード選択。
  • 技術のSEO対策で大事なのはSearch ConsoleやGAで解析をすることと技術の担当者にちゃんと具体的な要件を渡すこと。

検索者を意識したキーワード設定をする。ちゃんとキーワードツールで他に良いキーワードがないか調べる。

付録にある「SEO要件のRFP項目例」が開発者としても地味に役に立つかも知れない。